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モンゴル調査 - 2011.08.28 Sun

8月8日から22日までモンゴルに行きました。高槻の科学研究費による調査で、今年で4年目です。行ったのは高槻、佐藤雅俊(帯広畜産大学、植物生態学)、大津綾乃(修士1年)、野呂ほづみ(4年)、高橋和弘、戸田美樹(3年)の6人です。
ウランバートルでは自然史博物館のミャンダスさんに会いました。モンゴル展をしたときにお世話になり、麻布大学にも来たことのある人です。

11.8.15Myandasさんと
ミャンダスさん(中央)と

 フスタイ国立公園では3つの調査をしました。1)アカシカ、タヒによる森林群落への影響、2)草食獣4種の食性比較、3)マーモットによるマウンド形成。1)は大津さんの修士研究に関係するもので、これまでフスタイでは順調にタヒが回復してきましたが、タヒとアカシカの頭数は公園の生態系にとってはかなりの負担になっているようです。実際、森林は温暖化によると思われる乾燥によって木々が枯れ始めており、それに加えて草食獣の採食影響が過度であるようです。そこで、これを裏付けるデータをとりました。

11.8.14 Plot H3糞ひろい 
糞塊数カウント

11.8.10 毎木調査 
毎木調査

2)は野呂さんの卒論で、糞を確保し、群落調査をしました。ポイントはタヒとアカシカという大型獣とノウサギとマーモットという中型獣で、群落の上部と下部が使い分けされているのではないかというところにあります。そのために主要植物の草丈を測定したり、大型のイネ科のStipa, Leymus(羊草)などと、小型のCleostogenes, Koeleriaなどの表皮細胞のプレパラート作りもしました。

11.8.12糞処理戸田野呂 
糞を洗う

3)は高槻と佐藤氏の共同研究で、これまで概略がわかったので、マウンド内外の花数、訪花昆虫数、マウンドの微地形に応じた土壌採取などをしました。
 3、4年生は海外調査は初めてでしたが、積極的に、また楽しみながら調査を手伝ってくれました。植物の名前や地形、森林の更新、乾燥地の特徴などについて、いろいろ勉強になったと思います。

11.8.13カメラ3少女.2 
一眼レフを使いこなす(?)カメラ女子


11.8.18記念撮影2 
11.8.19帽子投げ 
調査が終わって

 タヒは何度か近くでもみましたし、マーモットもときどき見ましたが、ノウサギはほとんど見れず、アカシカは見ましたが遠くでした。

 11.8.16タヒ15-
タヒの親子

通訳のジャガさんと学生の一部はなんとオオカミを直接見ました。春にオオカミにGPS首輪をつけたのですが、その若いオスは6月に公園を出て、なんとウランバートルの北方にまで動いたというデータが得られたので、現地に行ってみました。森林が断片的にあり、オオカミはこういうところを利用しているのだとわかりました。

11.8.21オオカミ生息地
 
公園を出たオオカミの生息地


 クロハゲワシがたぶんマーモットを食べに集まって地面を歩いているのも見ました。今年はヤツガシラをよく見ました。
 偶然ですが、フスタイ国立公園設立者のオランダのボウマン氏の奥様のインゲさんたちが来訪していて、お話を聞くことができました。そのときに蒙古相撲をみることができ、興奮しました。

11.818インゲさんと--
 
インゲ・ボウマンさんと


モンゴルの青い空、乾いた空気は快適でした。
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