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牡鹿半島・金華山調査 - 2011.07.19 Tue

高槻と瀧口君は7月15日から18日まで牡鹿半島と金華山を訪問しました。目的は金華山の黄金山神社のお見舞いと瀧口君の卒業研究のためのシカの糞採集です。15日は牡鹿半島で糞採集をしましたが、石巻周辺は宿がないため、塩竈にホテルをとりました。テレビで見ていたとはいえ、石巻がゴーストタウンみたいになっているのを見るのはつらいものでした。たいへん蒸し暑く、山歩きはたいへんでした。翌日は干潮時を狙って10時半くらいに鮎川に着きました。鮎川の町も、その途中の小さな漁村も壊滅的でした。建物がなくなった町というのは狭く、どこがどこだかわかりにくいものです。鮎川は道路も波打ったり、公衆便所の前のアスファルトが持ち上がったり、たいへんなことが起きたのだとわかりました。いつもお世話になるモーターボートの人は当日船を守るために沖合で一夜を過ごしたそうです。翌朝海に家の屋根などがたくさん浮かんでいたそうです。金華山の桟橋周辺も変わり果てていました。ただ神社は思っていたほどではありませんでした(灯籠類は全滅といっていいくらいでしたが)。もっとも4ヶ月たっているので、道路や鳥居などを片付けていたということもありますが。電気も通っているし、食料もあるので、覚悟していたよりはずっと楽でした。しかしこれからの復興を考えると難問がたくさんあります。
 思えばあたりまえのことですが、島の植物もシカもサルも、なにごともなかったかのようでした。

11.7.16シカクジラの背-

ひび割れと思われる場所もありましたが、植物が生えているので、あまりよくわかりませんでした。被害とはっきりわかったのは山頂の神社や石積みが崩れていたくらいです。

11.7.17頂上石崩れ

逆にいうと、被害といえるのは自然にさからう人工物なのだと、当たり前のようなことに納得したような気持ちでした。暑さにはあはあ言いながら山頂につくと、見慣れた景色が目に入りました。何も違わないようなのどかな景色ですが、道中見た集落の惨状を思うと、地震の破壊力のすさまじさと人の力の小ささを感じないではいられませんでした。

11.7.17牡鹿半島を望む

 天気に恵まれましたが、暑さに参りました。水分は意識的に摂るようにしましたが、こういうのを続けると熱中症になるのだろうなと思いました。
 「鹿山」と呼んでいるシカがたくさんいる場所に行き、北のほうを望むと、女川から岩手県に続くリアス式海岸が幾重にも重なって見えます。この湾に津波が入って狭いために水が高くなって被害が大きくなったのだなあと、呆然とながめていました。

11.7.16リアス海岸-

報告 高槻
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