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2017-05

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シカの影響評価調査:東京桧原村三頭山 - 2014.07.05 Sat

高槻は7月3日に三頭山でシカの影響評価の調査をしました。ここは東京唯一のブナ林があることで知られています。ブナは直径が50-60cmほどもあるなかなか立派なものでした。しかし林床のミヤマクマザサは本来1mくらいの高さがあるものですが、今では10cmほどしかなく、刈り取りをしたようでした。

ブナ林40
 ブナ林のようす

低木類は少なく、わずかにコアジサイがある程度でした。コアジサイは食痕もあるのですが、それ以上に再生力が強いようです。低木層には、ほかにもムラサキシキブ、リョウブ、ミツバツツジ、サワフタギ、アオハダなどがありましたが、食べられて枯れているもののほうが多い状態でした。不嗜好植物はあまり目立ちませんでしたが、ハシリドコロ、マツカゼソウ、マルバダケブキなどがありました。

ブナ林ハシリドコロ40
 ハシリドコロ

シカ道もよくありましたが、フンはほとんどみつかりませんでした。中腹以下にはスズタケがあり、場所によってはよく食べられていました。
 スズgr 40
 スズタケ
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親睦旅行 - 2014.05.18 Sun

毎年この時期には新しく入室した3年生と在室生の親睦を目的とした旅行をしています。このところ山梨県の早川に行っています。5月17日と18日の2日で、いずれも快晴で、新緑がきれいでした。
 卒業生の戸田さんがヘルシー美里で自然ガイドをしているので、今回もガイドをしてくれました。
戸田解説4,30kb のコピー 解説する戸田さん

初日は野鳥の森で散策したあと、夕方にムササビ観察とコウモリ観察をしました。ムササビは巣箱から顔を出してくれて、皆よろこびました。ある池にいってバットディテクターというフクロウの出す超音波を音に変換する機会で確認したあと、ライトを照らすと、モモジロコウモリの姿が見えて歓声があがりました。
 夜はバーベキューをいただき、ハンターの望月さんにお話を聞きました。
 翌日は山道を歩き、シカの影響、植物の名前などの説明を聞きましたが、ハイライトは今年の豪雪のために死んだシカの死体と、カモシカを発見したことです。そのほかヤマセミを見たりもしたようです。(高槻記)

記念撮影ロッジ100
朝食後

登る 40kb
山道を登る

カモシカ菅谷 30kb
発見したカモシカ(撮影菅谷)




4月の多摩森林科学園 - 2014.05.02 Fri

4月に何度か多摩森林科学園に行きました。今シーズンはここで動物による種子散布の調査をしたいと思います。タヌキのため糞場ではウワミズザクラ、ミツバアケビなどの実生が芽生えていました。

14.4.13ミツバアケビ実生 90
タヌキのため糞場で発芽したミツバアケビ

14.4.13クサイチゴ、ツリアブtr 30
クサイチゴの花に来たツリアブ

学生観察 240kb

観察する学生

近くて行きやすいので、学生には参加していろいろ覚えてほしいと思います(高槻記)。

卒論発表会のお知らせ - 2014.02.20 Thu

この度、本研究室の25年度卒業生による卒論発表会を行うことになりました。
つきましては、その告知をさせて頂きます。
皆様、お気軽にご参加ください。

日時:2014年3月7日(金) 11:00~17:00  ※途中休憩あり
場所:麻布大学 獣医学部棟1階 119号室


スライド1

また、発表会は以下の予定で進行します。

    学年  発表者  課題
11:00-11:05 高槻成紀 挨拶
11:05-11:20 4年生 山尾佳奈子 糞分析で明らかになったカヤネズミの食性の季節変化
11:20-11:35 4年生 落合茉里奈 八ヶ岳におけるフクロウの育雛期間中の餌組成
11:35-11:50 4年生 遠藤嘉甫 浅間山における有蹄類3種の食性比較
11:50-12:05 4年生 小森康之 アファンの森におけるカエル3種の微生息地選択と食性比較
休憩
13:00-13:15 4年生 青木悠香 金華山におけるニホンジカの母子関係と社会性の発達
13:15-13:30 4年生 柏木美香 ニホンジカの順位は何によって決まっているか~BBS法による検討~
13:30-13:45 4年生 森悠貴 東京都日の出町谷戸沢処分場におけるシジュウカラの繁殖生態~ヒナへの給餌に注目して~
休憩
14:00-14:15 4年生 鈴木里菜 タヌキの種子散布者としての可能性の検討-溜め糞の形成環境に着目して-
14:15-14:30 4年生 安本唯 ホンドテンの食性と種子散布-林縁とサルナシに着目して-
14:30-14:45 4年生 萩原もえか オニグルミはリスやネズミにどこへ運ばれたいのか?-クルミ食痕による解析-
休憩
15:00-15:15 4年生 千葉琴美 浅間山におけるカモシカとシカの土地利用と環境選好性
15:15-15:30 4年生 朝倉源希 群馬県嬬恋村の耕作地周辺に生息するニホンカモシカの土地利用
15:30-15:45 4年生 加古菜甫子 山梨県乙女高原の森林と草原における虫媒花と訪花昆虫のリンク
15:45-16:00 4年生 笹尾美友紀 コウライテンナンショウは誰に送粉されているのか?
休憩
16:20-16:35 M2 山田 佳美 ニホンジカ(Cervus nippon)の頭骨の種内変異:栄養状態に注目して
16:35-16:50 M2 山本詩織 マレーシア熱帯林に生息するアジアゾウの食性解析
16:50-16:55 南 正人 総評

新年のご挨拶 - 2014.01.01 Wed

明けましておめでとうございます。今年も研究に、学生の教育にがんばりたいと思います。このところ研究室には新しい3年生は10人あまり入ってくるので、けっこうな大所帯になってきました。そうなると、どうしても教員の目が届きにくいことも起きがちなので、そうならないように心がけたいと思います。4年生はいま卒論の執筆にがんばっていますが、「もう少し早く研究について考えておけばよかった」と思っている人がかなりいます。あるいは「こんなにおもしろいことだと思っていなかった」という人もいます。それにもっと早く気づかせることができる工夫が必要だと思います。
 本当は去年の末に紹介すべきだったのですが、以下は高槻が関連した業績です。英語に不慣れな人のためにタイトルの仮訳をつけておきます。これを見ることで、どういう研究をしているかを知ることができると思います。このうち6), 8), 9)は麻生大学の学生の卒論がもとになっています。今年もいくつかの卒論を論文にする予定です。<高槻記>

<論文>
1) Ito, T, Y., M. Tsuge, B. Lhagvasuren, B. Buubeibaatar, B. Chimeddorj, S. Takatsuki, A. Tsunekawa and M. Shinoda. 2013. Effects of interannual variations in environmental conditions on seasonal range selection by Mongolian gazelles. Journal of Arid Environments, 91: 61-68. モウコガゼルの土地選択の季節性におよぼす環境条件の年次変動効果
2) Ito, Y, T, B. Lhagvasuren, A. Tsunekawa, M. Shinoda, S. Takatsuki, B. Nuuveibaatar and B. Chimeddorj. 2013. Fragmentation of the Habitat of Wild Ungulates by Anthropogenic Barriers in Mongolia. Plos ONE, http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0056995. モンゴルにおけう人工障壁による野生有蹄類の生息地分断
3) Takatsuki, S. and M. Sato. 2013. Biomass index for the steppe plants of northern Mongolia. Mammal Study, 38: 131-133. モンゴル北部のステップ植物のバイオマス指数
4) 高槻成紀. 2013. ポイント枠法の再検討:シカ, タヌキ, ハクビシン, テン試料を用いて. 哺乳類科学, 53: 89-98.
5) 佐藤真・中村一寛・玉手英利・門脇正史・遠藤好和・高槻成紀. 2013. 山形県で確認されたニホンジカ(Cervus nippon)の出自ーミトコンドリアDNA多型に基づく推定ー. 哺乳類科学, 53: 131-137.
6) Suzuki, T., A. Higuchi, I. Saito and S. Takatsuki.2013. Food habits of the Ural Owl (Strix uralensis) during the nestling period in central Japan. Journal of Raptor Research,47: 304-310. 日本中部における育雛期のフクロウの食性
7) Kubo, M. O., M. Minami, N. Higuchi, N. Ohnishi, A. Okada, K. Kaji, T. Ohba, E. Hosoi, T. Koizumi an S. Takatsuki. 2013. Female sika deer have evolved larger incisors than males under relazed selection against rapid tooth wear. Linnen Society Biological Journal, 110: 384-397. ニホンジカのメスはオスよりも歯の摩滅に対してより大きい門歯を進化させた
8) Takahashi, K., A. Uehara and S. Takatsuki. 2013. Food habits of sika deer at Otome Highland, Yamanashi, with reference to Sasa nipponica. Mammal Study, 38: 231-234. 山梨県乙女高原のシカの食性ーミヤコザサに注目して
9) Takahashi, K., A. Uehara and S. Takatsuki. 2013. Plant height inside and outside of a deer-proof fence in the Otome Highland, Yamanashi, central Japan Vegetation Science, in press. 山梨県乙女高原の柵内外における植物の高さ
<単行本>
1) 高槻成紀. 2013. 動物を守りたい君へ. 岩波ジュニア新書
2) 高槻成紀. 2013. 北に生きるシカたち(復刻版). 丸善出版
<その他>
1) 高槻成紀・南 正人. 2013. 公開シンポジウム「動物の生き方を徹底的に調べるー行動観察から見えてくるものー」趣旨説明. 哺乳類科学, 53: 139.
2) 高槻成紀. 2013. おとぎ話. 教科研究国語, 196 (2013前期): 2-4
3) 高槻成紀. 2013. コメント:2012年度大会企画集会「哺乳類学への誘い」について. 哺乳類科学, 53: 221.
4) 高槻成紀. 2013. シカの生態と環境保全. 日大講義録



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